小池博史ブリッジプロジェクト 汎アジア計画「幻祭前夜~マハーバーラタより」アジアツアー

  • アジア・文化創造協働助成
採択年度
平成27 (2015) 年度
助成額
JPY 11,050,950
活動国・地域
タイ, フィリピン, 中国

小池博史ブリッジプロジェクトが2013年から東京オリンピック開催の2020年までの8か年計画で取り組んでいる国際共同製作「マハーバーラタ汎アジアプロジェクト」の第2.5部をアジア各地のアーティストとともに作り上げ、タイ・フィリピン・中国で上演した。宗教も歴史観も多様なアジア圏において思想的・哲学的な共通核になりうる「マハーバーラタ」の全体像を現代に再構築する舞台作品として本作品を実施した。共催はタイのチュラロンコン大学、フィリピンの演劇教育委員会、中国の上海話劇センターであり、バンコクではバンコクシアターフェスティバル、上海では上海話劇センターが主催するACTフェスティバルに参加した。また、公演のみならず各地で公演及びワークショップやトークイベントも同時開催し、知性と感性に訴えかける試みを実施した。

平成28年度実績 https://grant-fellowship-db.asiawa.jpf.go.jp/grant/cc1604/                                                               平成29年度実績 https://grant-fellowship-db.asiawa.jpf.go.jp/grant/cc1723/

関連する国/地域
日本, フィリピン, マレーシア, タイ, 中国
協力団体/協力者
チュラロンコン大学 芸術学部 演劇学科
Philippines Educational Theatre Association (PETA)
Shanghai Dramatic Arts Centre

申請団体より

本事業はアジア6ヵ国のアーティストが協働して質の高い舞台作品を創作、アジア3ヵ国での上演を果たし聴衆に大きく評価を受けた。その中でアーティスト間の交流や相互理解が促進されたことは確実である。また、ワークショップの実施を通して聴衆に主体性を持った事業参加の機会を提供した結果、多くの文化人や芸術家がこれに参加したことも特筆すべき成果である。本事業は東洋(アジア)地域の持つ“共存、共有の文化や思想”の認知向上・普及のため、アジアを代表とする聖典「マハーバーラタ」を用いた活動であるが、公演各地の高評価のレビューや、国内のアジアツアーレポートの発信などでその認知度は大きく向上した。各国の文化を尊重しつつ身体と空間の対話を通して融合させていく小池博史の創作作品を本国の代表的な事業として国際交流基金の助成を受け実施したことで、我が国の文化水準の高さを国際的に知らしめる非常に意義深い機会となった。

関連する事業

申請団体

小池博史ブリッジプロジェクト 汎アジア計画「マハーバーラタ第三部より」インドネシア創作・公演

小池博史ブリッジプロジェクト 汎アジア計画 『戦いは終わった-マハーバーラタより』タイ制作・タイ&東京公演ツアー

活動国・地域

山形ドキュメンタリー道場3

Measuring Social Enterprise Research Exchange and Learning in Asia (MSE-REAL) – Phase 2

日本・東南アジア舞台芸術共同制作プロジェクト

ヨコハマ・パラトリエンナーレ2017

アジアにおけるインターネット・フレンドシップ校交流事業

Exchanging of Performing Arts, Asia

活動分野

インドネシア人形劇 「ペーパームーン・パペット・シアター」 レジデンス&新作公演2017

Jejak-旅Tabi Exchange: Wandering Asian Contemporary Performance

アジアTYAネットワークプログラム

日本・フィリピン・タイ アジア共同プロジェクト

瀬戸内国際芸術祭2016「瀬戸内アジア村」

ろう者と協同する人形劇団、ラオス×日本の共同ワークショップ プロジェクト

協力団体

青年団+大阪大学 ロボット演劇プロジェクト アンドロイド版『変身』アジアツアー