本展示〈City as a Work of Art - 作品としての都市〉は、都市を舞台にさまざまな表現活動を行う都市・建築・まちづくり・アート分野の若手実践者総勢17組を招いて行う1週間の実験である。初年度となる2021年は東京・京都の2拠点で実施し、常設展示を中心に、ワークショップやまち歩き、トークイベントなど、さまざまなアクティビティを行った。展示における催しは、会場となる池袋・ニシイケバレイの3000平米にわたる敷地全体、ならびに京都・左京区のエリアをまたいで行われ、鑑賞者には会場を飛び出して、同時多発するコンテンツを回遊しながら楽しんでもらった。
2021年2月に誕生したばかりの一般社団法人for Citiesは、世界中のアーバニスト(都市を生きるだけでなく、都市の日常を積極的につくる人々)たちと協業しながら、ローカルに眠っている活動の方法論やナレッジをグローバルに可視化し、国や専門分野を超えて学びあうことを目標に活動をしている。来年以降も、国内外の複数拠点を巡回しながら継続的に開催予定。
- Related Countries
- Japan, Philippines, Indonesia, Malaysia, Myanmar, 中国, 英国, ニュージーランド, オランダ
- Co-organizer(s), Cooperator(s)
- Studio Pliz
- Eugene soler
- 北澤 潤
- Daniel & Saki Coppen (Playfool)
- Prisca Arosio (Melita Studio)
- Chris Berthelsen
- ニッパシヨシミツ
- 山口純
- Green Patch
- Ralph C. Lumbres
- ニシイケバレイ
From the Organizer
一般社団法人for Citiesの創立1年目、初めての挑戦となるfor Cities Week 2021。合計17日間、2都市での開催を通じて、30名以上の協力者、500名以上の訪問客にfor Citiesのミッションと世界観を伝えることができた。ミニマムでのスタートではあったが、アジアセンターからの助成を頂いたおかげで、海外出身の協力者へのリーチや広報活動の強化など、活動をスケールアップすることができた。
今後「for Cities Week」は、2022年以降も継続して、年に1度開催予定だ。来年度以降は、東京、京都に限らず、パートナ団体・個人が拠点とするASEANの複数都市で同時開催を目指す。コロナウイルス収束後、2022年、2023年には、マニラ(フィリピン)、ジャカルタ(インドネシア)、ホーチミン(ベトナム)、クアラルンプール(マレーシア)での展開を予定しており、既に各都市の協力者、拠点へのリーチを進めている。