一昨年のアジアセンターによる「響き合うアジア」イベントがきっかけで、Brillante Mendoza 監督との交流が始まり、彼に実在した義足のボクサーについての企画を提案。日本・フィリピン合作映画「GENSAN PUNCH (義足のボクサー)」の制作を開始したが、コロナの影響により撮影が中断。この事業は残りのシーンを監督不在の中、オンラインでのリモート撮影及び編集にて進行させ完成させる目的の事業である。
度重なる県外への移動自粛や撮影自体の自粛によるスケジュールへの影響もあったものの、2020年10月17日-20日 沖縄、21日-23日 福岡、27日-29日 沖縄の日程でフィリピンとZOOM、メッセンジャー、モニターを駆使し、撮影現場の設定からカメラアングル、俳優の芝居、全てフィリピンサイドとオンラインでやり取りしながらリモート撮影を敢行。撮影は無事終了し、データも無事送信済みで完成にむけて進行中。
https://scfilmsinternational.com/
- Related Countries
- Japan, Philippines
- Co-organizer(s), Cooperator(s)
- Center Stage Productions
- Brillante Mendoza
- Joshua Reyles
- 小橋川 和弘
From the Organizer
映画の国際共同製作において、スタッフ、キャストが国境を越えて移動出来ないというのは撮影自体を不可にすることであるが、今回のオンラインリモート撮影という手法による新しい撮影方法がコロナ禍における国際共同映画製作の可能性を垣間見せてくれた。急なシーンの変更や追加など現場対応に追われたが、撮影は無事終了。データも送信済みで完成にむけて進行している。今後の課題としてはコロナ禍で日本人主演キャストに対してフィリピンへの入国許可がおりない中、残りのフィリピン撮影が残っていることと、完成後にどのように映画を世界に展開していくか。これまでのやり方が通用しない危機感を持っている。