子どもたちの健全な心身の育成とスポーツ文化醸成に寄与するとともに、日本との交流を深めることを目的として、カンボジアの少年少女のためのサッカー大会を開催。サッカークリニックによってカンボジアの子どもたちの技術力アップとスポーツマンシップの育成を図り、サッカー競技大会を開催することで子どもたちの意欲への動機づけと競技力の向上を目指した。更には、ほとんど行われていない女子サッカーの普及を通じて、カンボジアの女性の地位向上、男女共同参画の機運を高め進展させることも掲げた。 カンボジア国内のサッカークラブの中から、16歳以下のサッカーチーム、男子4チームと女子4チームの約350名を招待し、6日間の日程でリーグ戦を実施。大会初日は、全てのチーム及び個人参加も含め参加者全員にサッカー講習会を開催。また10歳から12歳までの子どもたちにサッカー指導を実施し、随時、個別のサッカークリニックを行った。
平成29年度実績 https://grant-fellowship-db.asiawa.jpf.go.jp/grant/pp1716/平成30年度実績 https://grant-fellowship-db.asiawa.jpf.go.jp/grant/pp1813/
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From the Organizer
参加者にコメントを求めたところ、「とても楽しかった」という選手の声、「今後、子供たちに新しいトレーニングをしてあげられそうだ」といった指導者の声を頂く事ができ、成功裏に終える事が出来た。 本サッカー大会を実施したことで、カンボジアスポーツ傷害に対する課題が見えてきた。スポーツ大会を実施するにあたって日本ではチームドクターがいる、あるいは監督やコーチが最低限の知識や対処方法を身につけている。しかし、カンボジアでは、それぞれのチームに医療知識や給水や塩分補給、ストレッチなどのスポーツ傷害予防の知識、技術を持っているスタッフが全くいない。 平成29年度以降は、主催者側として、医療機関NGOと連携し、医師や看護師を試合当日に参加してもらうように考えている。また、大会参加チームのスタッフに対して、応急処置や予防方法の講習会を大会前日などに開催することの必要性を痛感したので、実現にむけて努力したいと考えている。