第13回大阪アジアン映画祭では、東南アジア映画に焦点を当てた特集企画<ニューアクション! サウスイースト>やメイン部門であるコンペティション部門などにおいて東南アジア映画計16作品を選定、日本語字幕付きで上映した。クラシック作品1本をのぞく新作全15作品の監督または出演者、製作者などの関係者を招へいし、Q&Aやトークなど交流イベントを実施。日本の映画制作者や業界関係者、プレス関係者との交流など、今後の創作活動やネットワーク形成を支える機会も積極的に提供した。 在大阪インドネシア共和国総領事館と協力して、日本インドネシア国交樹立60周年記念の<インドネシア・ガラ上映+ディスカッション>、京都大学東南アジア地域研究研究所および混成アジア映画研究会との共催でシンポジウムをそれぞれ開催。インドネシアの映画人を招いて作品と文化背景の理解を深めた。 フィリピンのFilm Development Council of the Philippinesと協働して、フィリピン作品の関係者の招へいのほか、フィリピン映画100年を記念したディスカッションも開催した。
Achievements of FY 2019 https://grant-fellowship-db.asiawa.jpf.go.jp/en/grant/cc1929/
Achievements of FY 2015 https://grant-fellowship-db.asiawa.jpf.go.jp/en/grant/cc1533/
- Related Countries
- Japan, Philippines, Indonesia, Korea, Taiwan, India, USA, Hong Kong etc.
- Co-organizer(s), Cooperator(s)
- Osaka City
- Osaka Asian Film Festival
From the Organizer
過去2年に引き続き、今年も国際交流基金アジアセンター文化創造協働助成に採択いただき、より多くの、より多様で質の高い東南アジア映画を上映することができた。映画愛好者の間では認知度が高まり、関西圏はもとより関東からも多くのファンが来場するようになってきており、関心層の拡大が達成できたと言える。プレス関係者の招へいにより、東南アジア諸国の映画業界での当映画祭の認知度も高まっている。また、監督をはじめ関係者を招へいしたトークイベントにより、文化および社会事情について理解を深める機会を市民に提供することができた。日本映画業界や若い作り手との交流も積極的に創出し、今後の継続的な協働が期待できる、次年度以降も引き続き、多種多様で優れた東南アジア映画を紹介し、映画を通じた交流事業を展開していきたい。