本プロジェクト、SPIRAL ART LOUNGE ONLINE JOURNEY:NOW & ELSEWHEREは、行くことのできない「ELSEWHERE」にいるアーティストたちの「NOW」を紹介することで、別の場所にあるもう一つの現実に出会う喜びを多くの人と共有する企画。 2020年秋に、タイとインドネシアの若手クリエーター4名のアトリエ訪問、参加型ワークショップを7つのプログラムを開催し、アーティストと作品を紹介するほか、それぞれが住む街、ライフスタイル、コロナによる日常生活と社会の価値観の変容など様々な話題を展開した。
アートと暮らす上質な生活空間をご提案するプレミアムサロンとして、グローバルなゲストスピーカーをお迎えしたトークを開催してきたSpiral Art Loungeは、新しい風景や人との出会いが制限されたコロナ時代に、海外のクリエーターとバーチャル空間で繋がり、いつか会える日を待ちながら交流を続ける。
- Co-organizer(s), Cooperator(s)
- Mulyana
- Juli Baker
- Phannapast Taychamaythakool
- Sarita Ibnoe
From the Organizer
今までのプロジェクトでは対面して初めてコラボレーションが始まることが多かったが、海外への渡航が難しい状況になってから、かえって密接に海外のアーティストとコミュニケーションすることになった。本件参加アーティスト4名のうち、3名と実際に会うことがないことにも関わらず、深い信頼関係を築くことができ、次のコラボレーションにもつながった。
一方で、イベントの実施にあたって、情報セキュリティーなど技術的な面でシステムのスペックに左右されることが多く、まだ改善の余地はある。新型コロナウイルスの影響がもたらした新しい国際交流の可能性を探るために試行錯誤を繰り返す必要があり、助成金によって実験的な取り組みができたことに大変意義を感じた。