2016年度は4月の北面屋根上部の脆弱煉瓦の解体工事と各層の記録に始まり、解体煉瓦部材の修理、北面屋根上部の再構築工事を順次進め、現地Sambor Prei Kuk Conservation Project、サイトマネージャーSo Sokunthearyをはじめとする各機関・各協力者と連携の下に進めた。
若手専門家育成の取り組みとして、2016年8月上旬に約2週間の講義・実技プログラムを実施し、10名が参加。建築学専攻の5名、考古学専攻の5名に対し、発掘技術と測量技術の実地研修や、日本からの専門家による建築学・考古学の講義等を実施し、最終日には成果発表会を行った。
2016年12月22日に、サンボー・プレイ・クック遺跡群プラサート・サンボー寺院主祠堂の崩壊・崩壊危機箇所の主要な修復工事が完了し、カンボジア現地において関係機関や技能員と記念式典を開催。今後も本遺跡群においてカンボジア側とのより一層の緊密な協力体制を構築する。
Achievements of FY 2015 https://grant-fellowship-db.asiawa.jpf.go.jp/en/grant/cc1528/
- Related Countries
- Japan, Cambodia
- Co-organizer(s), Cooperator(s)
- Sambor Prei Kuk Conservation Project
- Ministry of Culture and Fine Arts, Cambodia
- Japan APSARA Safeguarding Cambodia
- So Sokuntheary
- 田畑 幸嗣