ドメスティック・バイオレンス(以下、DV)や性暴力など、女性に対する暴力は、世界各地で深刻な問題として取り組まれている。最近では欧州評議会を中心に、「イスタンブール条約」(女性に対する暴力及びDV防止条約)というグローバル・スタンダードが作られた。また、日本だけではなくアジアの各国でも、DV法やストーカー規制法などの法制度が導入され、民間NGO団体がいわゆる「DVシェルター」の運営やホットライン電話など、被害者支援の担い手として奮闘している。 そうしたグローバル・スタンダード及びアジア各国の問題の現状と被害者支援の取り組みについて情報交換をするべく、台湾やシンガポール、カンボジア、ベトナム、パキスタン、ネパール、東ティモール、インド、オーストリアの民間NGOの関係者が来日。日本の民間の支援者、国会議員、行政の関係者ら約500名と公開シンポジウムで互いに報告を行い、交流、議論を行った。
欧州評議会 イスタンブール条約 https://www.coe.int/en/web/istanbul-convention/about-the-convention
- Related Countries
- Japan, Singapore, Vietnam, Cambodia, etc.
- Co-organizer(s), Cooperator(s)
- Asian Network of Women’s Shelters
From the Organizer
「イスタンブール条約」の詳しい内容や意義について、ほぼ初めて日本の関係者に紹介することができた。これによって日本の対策がより前進する契機となることを願っている。アジアの中でも、特に台湾やシンガポールがとっている先進的な対策を、多くの人に伝えることができた。